そぴあしんぐうとカインズの間にある新宮神社。
上府と下府の町を守る氏神様として、新宮町の礎である産業や漁港、工業の発展を見守ったこじんまりとした神社です。
新宮町民にあまり知られていないのですが、明治24年5月建立の一の鳥居をくぐり、近年整備された境内を歩けば正面に本堂(拝殿)が見えます。
神社入り口横には新宮神社の歴史や由来となった案内板があります。
そのまま書き写すと
この神社は、もともと鷭匠給(ばんしょうきゅう)(現在のナイキ製作所内)に鎮座しており、上府と下府両村の産土神でした。
江戸時代に書かれた、筑前国続風土記拾遺(ちくぜんこくしょくふどきしゅうい)には、住吉神社を新しく、この地に移したので新宮大明神といい、新宮の名前もこの神社から起こったと書かれています。そして、新宮浦の漁師が祭りの時に鯛などを奉納していたらしく、新宮浦も昔はこの神社の氏子だったのではと書かれています。その後、明治になり、下府は下府の浜に分社し、さらに鉄道が開通して参詣に不便が出始めたことなどから、明治41年12月16日に、現在の場所に移りました。20年に一度、御遷宮が行われており、最近では平成7年に行われました。
御祭神 熊野椽樟日命(くまのくすひのみこと)
速玉男命(はやたまのおのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
事解男命(ことさかのおのみこと)例祭日 1月1日 元旦祭り
4月15日 春の祭り(日籠り)
7月19日 夏の祭り(祇園)
10月1日 宮座
10月17日 おくんち(日籠り)
12月15日 森神社祭平成9年 新宮町教育委員会
標柱(しめばしら)
新宮神社とそぴあしんぐうの間に道路がありますが、夏はこの道路の隅が避暑地になるほど涼しいです。
福岡県糟屋郡新宮町下府