知っておけば安心!お中元の贈り方マナー

お中元贈り方
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お中元の時期や贈り方、お中元の選び方、マナーやタブーなどについての専門家の意見や、僕の経験をもとにお客様の声をQ&A形式にしました。お中元は親しい人や、お世話になった人へ感謝の意を表すものです。お中元についてわからないことや困ったことなど気になればこちらを参考にしてください。

お中元についていちばん多い質問

お中元は誰に贈るもの?

お中元は、日ごろお世話になっている人に「これからも末永いお付き合い」という気持ちを込めて贈るもの。
親戚、仲人、恩師、主治医、会社の上司、習い事の先生などに贈ることが多い。

それ以外にも、日ごろの厚意に対して感謝の気持ちを伝えたい人、離れて暮らす両親などにも贈ります。
「毎年贈ることが多いので、誰に贈るかよく考えましょう、親切心に広げすると大変です。

お中元はその年に特にお世話になった人に、その年だけ贈るという種類のものではありません。
そうした人へのお礼は、お中元としてでなく、表書きは「御礼」にして贈るようにする。

お中元の値段は?

お中元で贈る品の金額の目安は、会社の上司やお世話になった人だと5000円前後。
親戚や友人、知人などは付き合い次第だが3000円前後。

また、その年に特別のお世話になった人には5000円~1万円といったところ。
あまり高額なものを贈ると、気を使わせることになるので、自分の身の丈にあった金額でよい。

相手が喪中のとき贈ってもいい?

「お中元は日ごろお世話になっている人に感謝の気持ちを表すギフト。
お祝いではないので、相手と自分のどちらが喪中であっても贈ってかまいません」

ただ、先方が四十九日前など不幸から時間があまり経過していないときは、気落ちしていたり、身辺が落ち着かなかったりすることもあるので、時期をずらして「暑中御伺」などの表書きにして贈るといいでしょう。
もし、赤白の水引が付いた掛け紙が気になる場合は、白無地の短冊に「御中元」と書いて地味な包装紙で贈るのがいい。

自分に不幸があれば、忌明けになってから贈るといいでしょう。

お返しは必要?

基本的にはお返しは不要ですが、受け取ったら、はがきでもいいので、すぐに礼状を出すといい。
最近はインターネットの普及でお礼メールを送る人や携帯電話でお礼をする人もいるが、できるだけ親しい人に限るようにするのがマナー。

電話やメールでお礼を伝えるよりも、手紙のほうがより丁寧です。
もし、高額なものをもらってお返ししたいなら、掛け紙の表書きに「御中元」と書いて、受け取ったものの半額程度の品を贈るようにします。

お中元は食べ物のを贈るのがいい?

御中元は先祖への供え物を実家に贈る習慣から始まったといわれます。
その名残から、今でも食べ物を贈ることがいいようです。

食べ物は家族で楽しめ、残らないので、邪魔にもならず喜ばれるというのが一番の理由です。

お中元で食べ物を贈る場合には、いたみやすい時期なので、素麺や水ようかんなど日持ちの商品を選ぶこと。
綿シーツや洗剤・タオルなどの実用品や自分で選べるカタログギフト。商品券なども人気です。

商品券には金額が入っていて失礼だと感じるような人には、金額が入っていないギフトカードや高級ホテルの宿泊券などを贈るのもあり。

最近は牛肉ギフト券などが人気です。

お中元の時期をすぎたらどうする?

東日本では7月の初めから15日まで、西日本では1ヵ月遅れの8月初めから15日までとされていますが、最近は地方に関わらず、お中元は、7月の初めから15日ごろまでに贈るのが一般的になりつつあります。
このタイミングで贈ることができなかった場合は、実際に贈る時期に合わせた表書きにする。
お中元の時期を過ぎてしまった後は、8月6日までは「暑中御伺」、その後、9月7日までは「残暑御伺」とします。

法人のお中元マナー

お中元はビジネスマナーの一つと考えている人が多いようです。
しかし、同じ会社内でのお中元は虚礼と考えているところが多くなったため、お中元やお歳暮の廃止を決めている会社が増えてきています。
したがって、ビジネスにおけるお中元は営業活動の一環と考えるべきでしょう。

お客様への贈り物ですから、相手に対する細かい配慮が必要になります。
公務員の場合はお中元を受け取ることは禁止されています。
お世話になっているからと言って、間違っても学校の先生にお中元を贈ってはいけません。

会社ではお中元を受け取る立場の人もいますし、贈る立場の人もいるでしょう。

お中元を受け取る場合のマナー

会社宛てにお中元を受け取った場合には、まずは上司に報告しておきます。
中身によっては社内で分けるとよいでしょう。

お菓子であれば、お茶の時間に披露するのです。
大事なことはお礼の電話をすることですね。
それがマナーと言うものです。

また、会社によってはお中元を受け取らないようにしている場合もあります。
その時には断りの文章と一緒に品物を送り返すこととなります。
文章は相手の気持ちを考えて、書くことが大切です。

また、返送に先立って、相手に断りの電話をしておくことも忘れないようにしましょう。
お中元一つで会社同士の付き合い方が変わるとは思いませんが、マナーを知らない人だと評価されないようにしたいものです。

お礼状の書き方

お中元の品物だけを贈るのではなく、そこに感謝の気持ちを表す文章を添えることですね。
ビジネス文書として、一般的な書き方があります。それをアレンジしましょう。
また、お中元を断るための文書もあります。

最近ではお中元の品物は業者から直接相手に贈ることが多くなりました。
そのために送り状を別に郵便で送るのですが、当然ながら、送り状は品物よりも先に届いておかなければなりません。
また、品物と一緒に贈ることも一般的ですね。受け取ったその日にお礼の電話をかけておきましょう。
仕事だけではなく社会生活の中では礼儀やマナーが必要です。相手に対して自分の気持ちを文章にしたり、声に出して伝えることが重要なのです。

お中元の相場

はじめてお中元を渡す場合なんかは「いくらぐらいのお中元が失礼にならないんだろう」と気になりますよね。
まず、お中元の相場は3,000~5,000円だと言われています。さらに、贈る相手が「両親・親戚」なら3,000~5,000円で、「上司や目上の方」なら5,000円というのが多いそうです。
やはり、近しい相手より上司など失礼をしてはいけない方へのほうが高額のお中元・お歳暮を贈られる方が多いようです。

とはいっても、あまりにも高すぎる贈り物は相手にも気を使わせてしまうのでNG。
高島屋のような「あまり高すぎずに包装などで高級感を出せる贈り物」というのが、一番失敗も少なく、相手に喜ばれる贈り物だと言えます。
また、最近は「かに」などの生鮮物や、松坂牛・神戸牛などを贈ることも多いですが、これらの値段も多くても2万円程度に抑えておくと、相手も気負いせずに受け取ることができます。

習い事の先生へのお中元相場

習い事の先生には現金でお中元を渡すこともありましたが、現在では他の方と同様に商品で贈ることが多いです。
相場は3,000~5,000円でしたが、習い事の先生の場合は月謝分のお中元を渡される方が多いです。
商品券やギフト券なら、先生も気兼ねなく貰うことができるし、自分で好きな商品を選べれるので喜ばれますよ。

お中元を贈る相手

お中元を贈る時に親や親戚、お世話になった人など誰に贈ればいいか迷ってしまいますよね。「お世話になっている」といわれても、どれぐらいお世話になっている人へ送ればいいか、考え始めると迷ってしまいます。
一般的にはお歳暮の時と同じように「両親」「親戚」「上司」「仲人」「習い事の先生など」と言われています。

両親は自分の両親、義理の両親どちらにも贈り、値段がほとんど同じぐらいにしておくとあとあとトラブルも少なくなります。
ご家庭によっては「お中元やお歳暮はいらない」ということもあります。

親戚はどこまで送ればいいか迷いますが、こちらはご両親に聞いてみて贈るのがいいでしょう。我が家では自分の親戚には贈っていますが、主人の親戚にはお中元やお歳暮を贈る習慣がないらしく贈っていません。
意外と知らないところに親戚との繋がりがあったりもするので、良好な親戚づきあいをしていくためにも、キチンと把握しておきましょう。

会社の上司や取引先の方に贈る場合は、まず会社のお中元お歳暮の規約を確認しておきましょう。会社によってはお中元やお歳暮を贈ることを禁止している場合もありますからね。

仲人には3年間お中元・お歳暮を贈るのがマナーです。特に関係が続いない場合でも3年はキッチリと贈り、それ以降は贈る必要はありません。

習い事の先生などには毎月のお月謝分のお中元・お歳暮を贈るのがいいでしょう。
以前はボーナス代わりとして現金を渡したりもしていましたが、最近では他の方に贈るのと同様に商品で贈るのが一般的です。特にギフト券は好きなものを購入できるので喜ばれますよ。

お中元を贈る時期

お中元は7月のはじめから15日ごろまでに贈るのが一般的です。
しかし、最近では運送屋の繁忙期を避けるために7月の初旬や6月の下旬に送る方も増えました。
この時期にお中元を贈るのも決してマナー違反ではないので、しっかりと予定した日に届けてもらいたい場合や先方の予定・都合を考えて贈るのもアリです。

また、関西地方のように8月にお盆を行う地域の方へ贈る場合は、ひと月遅れの8月1日~15日に贈ることが多いです。
関東と関西で送る時期が違うので間違えないように注意しましょう。

また、お中元の熨斗は送る時期によって書く文字が変わってきます。
7月のはじめから15日までの場合は「御中元」、7月15日から立秋ごろは「暑中御見舞」、立秋から9月上旬ごろは「残暑御見舞」とするのが良いでしょう。
高島屋では購入したお歳暮に無料で熨斗を付けてもらうことができますので、時期に合わせて適切な熨斗をつけてもらいましょう。

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