子どもから高齢者まで楽しめるハイキングコースでもある立花山は標高360m。
お弁当持ってハイキング気分で登れるとあって家族連れやカップルの登山が多い。
このページでわかる情報
立花山の歴史
立花山は昔は二神山と呼ばれ井桜山、松尾岳、白岳、大一足、小一足、大つぶら、小つぶらの7つの峰からなっています。筑前名山のひとつに数えられています。
今から670年前に立花城が築かれ、初代城主の貞載は立花氏を名のり「西の大友」と呼ばれ大友氏の筑前の拠点となったのです。
1601年、黒田長政が福岡城を築城し、廃城となる約260年間は、商人の町博多と貿易港である博多湾を眼下に治めることができたことから、幾度となく戦乱に巻き込まれ、数多くの城主が入れ替わりました。
その登山道の脇には当時の石垣や井戸の跡、瓦などを見ることができます。
(※この項、新宮町ガイドより引用)
気軽に登山できる立花山
立花山は標高367.1mで、天神・博多方面から福岡都市高速道の香椎ランプを下車して、国道3号線を北上すれば目前に見えてきます。また玄海の海上からもみることができるので、昔から海陸交通の目印となっていました。
山頂付近には、樹齢300年を越える楠木が自生しており、国の特別記念物に指定されています。
立花登山口から登山道を登れば頂上まで約1600mで、ゆるやかので登りやすいので手軽なハイキングコースとなって新宮近辺からも登山客で賑わいます。
山頂からは、玄界灘や博多湾、相島などの島々や福岡市内の街並み見渡せるので、登山の疲れも一気に吹っ飛びます。
春には新緑が芽生えて山笑う
毎年4月第2日曜日は、立花山観光協会による山開きが行われます。
多くの立花山ファンが集まり、登山者の安全祈願の式典を行います。
4月からが立花山登山のスタートいっていいでしょう。
夏はまばゆい青緑で山滴る
暑い夏は爽やかな山の中で過ごすのも最高です。雨が降れば、緑がより鮮やかさを増して、木洩れ日の下で涼しさを感じることができます。
ランチ時は手作りのおにぎりを頬張って、水筒を開けて飲む日本茶も格別ですぞ~。
秋もえ盛る紅葉に山粧う
山は街より一足早く秋を迎えます。
山の中の木々が色づく季節は、まるで自然の美術館にきたようなアートな気分にさせてくれるのも立花山の魅力です。
落ち葉の中でかくれんぼしている虫たちにも出会える。
冬には静けさの冬景色に山も眠る
山の中の凛とした空気の中、草木も長い眠りにつきます。信念を迎える時、初日の出を見に頂上に登山する人も増えています。新しい一年を家内安全、健康、平安無事を山頂で祈願してみてはいかがでしょう。
登山口
登山口には六所宮前駐車場があり、敷地内にはおトイレもあります。
用便はここで済ませで登山してください。
登山途中も仮設トイレはあります。
立花山へのアクセス
西鉄新宮駅(西鉄貝塚線)又はJR福工大前駅(鹿児島本線)から新宮町のコミュニティバス(マリンクス)にて《山らいず線 佐屋行き》にご乗車いただき、立花小学校前で下車します。
立花小学校からオススメ登山コースの出発点の六所宮まで約5分です。